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SPREADを形成する各オブジェクトにカスケード スタイル シート(CSS)を割り当てると、オブジェクトに対して外観設定を効率的に定義できます。CSS クラス名は、各オブジェクトのプロパティとして定義されます。
なお、CSS設定を有効にするには、FpSpread クラスの RenderCSSClass プロパティが True(デフォルト)に設定されている必要があります。False に設定されていると、CSSではなくインライン スタイル属性が使用されます。
CSSの割り当てが可能な主なオブジェクトおよびそのプロパティは以下のとおりです。
オブジェクト | プロパティ |
---|---|
コントロール(FpSpread クラス) | CssClass プロパティ DragColumnCssClass プロパティ GroupColumnHeaderCssClass プロパティ |
セル(GeneralCellType クラス) | CssClass プロパティ EditorCssClass プロパティ |
ページナビゲーション(PagerInfo クラス) | CssClass プロパティ |
プレビュー行(PreviewRowInfo クラス) | CssClass プロパティ |
シート名タブ(TabInfo クラス) | ActiveCssClass プロパティ CssClass プロパティ |
グループスタイル(GroupInfo クラス) | CssClass プロパティ |
チャート(SpreadChart クラス) | CssClass プロパティ SelectedCssClass プロパティ |
各セル型には、それぞれの機能に応じたCSS設定を行うプロパティが搭載されます。詳細については、各セル型のリファレンスを参照してください。 |
次のサンプルコードは、指定した列ヘッダおよびセルに対し、myCssClass という名前のスタイルシートを割り当てます。
FarPoint.Web.Spread.GeneralCellType mycelltype = new FarPoint.Web.Spread.GeneralCellType(); myCellType.CssClass = "myCssClass"; FpSpread1.ColumnHeader.Cells[0, 0].CellType = myCellType; FpSpread1.Cells[0, 1].CellType = myCellType;
Dim myCellType As New FarPoint.Web.Spread.GeneralCellType myCellType.CssClass = "myCssClass" FpSpread1.ColumnHeader.Cells(0, 0).CellType = myCellType FpSpread1.Cells(0, 1).CellType = myCellType
次のサンプルコードは、SPREAD コントロール内のデータ上でマウス カーソルを移動すると、カーソルが I ビーム形に代わり、ユーザーが情報の編集を許可されていることを示します。これは、列がロックされている場合でも同様です。ロックされた行内のデータ上に置かれたカーソルの形状は矢印のままに保ちたい場合、または任意の形状にカーソルを変更したい場合は、CSSClass オブジェクトを使用して、カスケードスタイルシートクラスをセルに割り当てることができます。たとえば、次のコードを使用すると、ロックされた列上に置かれたカーソルに対して特定のスタイルを適用できます。
FpSpread1.Sheets[0].Columns[0].Locked = true; CType(FpSpread1.Sheets[0].StyleModel.GetCompositeInfo(-1, 0, -1, Nothing).CellType, FarPoint.Web.Spread.GeneralCellType).CssClass = "myCell";
FpSpread1.Sheets(0).Columns(0).Locked = True CType(FpSpread1.Sheets(0).StyleModel.GetCompositeInfo(-1, 0, -1, Nothing).CellType, FarPoint.Web.Spread.GeneralCellType).CssClass = "myCell"
<style>.myCell { CURSOR: default } </style>