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シートには、行または列(またはその両方)を区別するためのグリッド線を表示できます。また、セルあるいはセル範囲の上下左右の辺に罫線を表示することもできます。罫線とグリッド線の違いは、グリッド線が行と列の区切りとして表示されるのに対し、罫線はセルまたはセル範囲の周囲に表示されることです。また、グリッド線はシート全体に対して設定されます。
シートのグリッド線とセル罫線の両方が設定されている場合、「オブジェクトの親子関係」に従い、セル罫線の表示が優先されます。
次の図は、水平および垂直の両方のグリッド線を青色で表示し、一つのセルに赤色の点線で罫線を設定している例です。
Excel ファイルからセル罫線情報をインポートすると、罫線の幅が変更される場合があります。 FpSpread クラスのEnableClientScript プロパティをTrueに設定すると、BorderCollapse も True に設定されます。これにより、ほとんどの罫線とグリッド線の外観が統一されます。 しかし、セル罫線の幅が1に設定されている場合は、グリッド線によって左罫線および上罫線が上書きされます。これは、HTML テーブルの仕様によるものです。 このため、実線、破線、点線などの罫線の幅は2に設定されます。これにより、Excel から SPREAD に読み込まれたときにこれらの罫線が表示されるようになります。 「細線」による罫線の幅は1に設定されません。 |
また、コントロール全体に対して罫線(境界線)を表示することも可能です。
シートやセルの色を設定するには、以下の方法があります。詳細については各リンク先を参照してください。
ここではシートやセルオブジェクトのプロパティを使用する方法について解説します。
表示するグリッド線を設定するには、SheetView クラスのGridLines プロパティを使用します。グリッド線の色を設定するには、GridLineColor プロパティを使用します。
Cell クラスのBorder プロパティを使用します。Border プロパティは、Border クラスを参照し、罫線の色やスタイルのほか、上下左右どの辺を表示するか、またはすべて表示するかなどの詳細を設定できます。
コントロールの境界線
FpSpread クラス のBorderColor、BorderStyle およびBorderWidth プロパティを使用して設定します。
次のサンプルコードは、グリッド線、セルの罫線およびコントロールの境界線を設定する例です。
// グリッド線を設定します。 FpSpread1.ActiveSheetView.GridLineColor = Color.Blue; FpSpread1.ActiveSheetView.GridLines = GridLines.Both; // C2セルの罫線を設定します。 FpSpread1.Cells[1, 2].Border = new FarPoint.Web.Spread.Border(BorderStyle.Dotted, Color.Red, 2); // コントロールの境界線を設定します。 FpSpread1.BorderColor = Color.Green; FpSpread1.BorderStyle = BorderStyle.Dashed; FpSpread1.BorderWidth = System.Web.UI.WebControls.Unit.Pixel(4);
' グリッド線を設定します。 FpSpread1.ActiveSheetView.GridLineColor = Color.Blue FpSpread1.ActiveSheetView.GridLines = GridLines.Both ' C2セルの罫線を設定します。 FpSpread1.Cells(1, 2).Border = new FarPoint.Web.Spread.Border(BorderStyle.Dotted, Color.Red, 2) ' コントロールの境界線を設定します。 FpSpread1.BorderColor = Color.Green FpSpread1.BorderStyle = BorderStyle.Dashed FpSpread1.BorderWidth = System.Web.UI.WebControls.Unit.Pixel(4)