ActiveReportsは、基本的に完全な信頼環境での動作を想定して設計されています。Medium信頼レベル環境においても使用することは可能ですが、いくつかの機能が制限されます。
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注意: Medium信頼はアプリケーションを適切に保護しないため、使用することはお勧めしません。詳細については、MSDN リンクをご参照ください。 |
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メモ: GAC(C:\WINDOWS\ASSEMBLY)に配置されているアセンブリは完全な信頼権限があるため、配布環境と開発環境上の結果が異なる場合があります。 |
制限、注意事項
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エクスポート
- Designerコントロール(Professionalのみ)およびViewerコントロールは使用できません。
- Pictureコントロールではメタファイル(WMF、EMF)を使用できません。
- Chart (セクションレポート)コントロールはImageTypeプロパティを「PNG」に設定する必要があります。
- OleObjectコントロールは使用できません。
- スクリプトは使用できません。コードを使用する必要がある場合は、RPXファイルの代わりにコードベースレポートを使用してください。
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WebViewer
Medium信頼レベル環境の構築
Medium信頼レベルを設定する
以下のサンプルコードを、web.configファイルの<system.web>タグ内に貼り付けます。
XMLコード(<system.web>タグ内に貼り付けます) |
コードのコピー
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<trust level="Medium"></trust>
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プリンタのアクセスレベルを設定する
レンタルサーバ等のMedium信頼レベルの環境では、一般的にプリンタへのアクセスが許可されません。このような環境を作成するには、以下の手順でプリンタのアクセスレベルを設定してください。
- "web_mediumtrust.config"ファイルを開きます。(\Windows\Microsoft.NET\Framework\v4.0.30319\CONFIG\フォルダの下にあります。)
- 以下のサンプルコードを貼り付けます。
XMLコード(<system.web>タグ内に貼り付けます) |
コードのコピー
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<IPermission class="PrintingPermission"version="1"Level="NoPrinting"/>
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メモ: Medium 信頼レベルのデフォルト設定値は、同じディレクトリにある"web_mediumtrust.config.default"ファイルに保存されています。 |