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ここでは、バージョン8.0Jで新たに追加された機能について説明します。
DPIスケーリングによる拡大について、アプリケーションの実行時に150%や200%の高DPIをサポートします。これらの高DPIは.NET Framework 4.5.2 が利用可能で、かつapp.manifest およびapp.config に以下のような設定がされている場合に有効です。
<assembly xmlns="urn:schemas-microsoft-com:asm.v1" manifestVersion="1.0" xmlns:asmv3="urn:schemas-microsoft-com:asm.v3"> <asmv3:application> <asmv3:windowsSettings xmlns="http://schemas.microsoft.com/SMI/2005/WindowsSettings"> <dpiAware>true</dpiAware> </asmv3:windowsSettings> </asmv3:application> </assembly>
<?xml version="1.0" encoding="utf-8" ?> <configuration> <startup> <supportedRuntime version="v4.0" sku=".NETFramework,Version=v4.5.2" /> </startup> <appSettings> <add key="EnableWindowsFormsHighDpiAutoResizing" value="true" /> </appSettings> </configuration>
(図)200%のスケーリング(右)
Windows 標準機能のリモートデスクトップにおける利用が動作保証対象となりました。
8.0Jでは、集計やデータ出力を中心とした機能の強化を行いました。
集計条件を設定するエディタ画面を提供します。指定したセルの値が条件に一致する行の集計結果を取得するといった条件定義をノンコーディングで設定できます。
詳細は「 サマリ型セル−条件付き集計の定義」を参照してください。
サマリ型セルの数値に対して切り上げや四捨五入などの端数処理ができます。
詳細は「サマリ型セル−値の端数処理」を参照してください。
グリッド上のデータをCSV形式でエクスポートができます。
詳細は「CSV形式のデータ出力」を参照してください。
組み込みのセルバリデータに書式の検証を追加しました。セルの値が指定した書式に一致するかどうかを検証できます。
詳細は「書式の検証」を参照してください。
ドラッグ&ドロップで行を移動できます。
詳細については「行の移動」を参照してください。
1つの列ヘッダ型セルで、ソートと列の選択の両方の操作ができるようになりました。
詳細は「列ヘッダによる行の並び替え−列ヘッダのクリック」を参照してください。
グリッド上に表示されている文字列を検索するための検索ダイアログが使用できます。また、コードから文字列検索を実行するためのメソッドも提供します。
詳細は「文字列検索」を参照してください。
複数行または複数列を選択してマウス操作でサイズ変更したときに、選択しているすべての行または列のサイズを同時に変更できます。
詳細については「ヘッダによる行と列のサイズ変更」を参照してください。
ソートを行っていない状態のインジケータ画像を設定できるようになりました。
詳細は「列ヘッダによる行の並び替え−ソートのインジケータ」を参照してください。
フォーカスを持つセルの背景色と文字色を設定できます。
詳細は「現在のセル−スタイルの設定」を参照してください。
セルを選択したとき、選択したセルが属する行と列のヘッダをハイライト表示できます。
詳細は「ヘッダのハイライトスタイル」を参照してください。
SPREAD for Windows Forms 8.0Jのデフォルトスタイルに近いスタイルを適用できるコマンドを提供します。
詳細は「SPREADスタイルの適用」を参照してください。
フィルタのドロップダウンボタンの表示効果を無効にできます。
詳細は「列ヘッダによる行のフィルタ−フィルタのインジケータ 」を参照してください。
テキストデータと期日の保持ができ、リマインダー機能を提供する付箋型セルを追加しました。
詳細は「付箋型セル」を参照してください。
InputManCellに次の機能を追加しました。
ドロップダウン日付時刻ピッカー
GcDateTimeCellからドロップダウンされるオブジェクトに日付時刻ピッカーを追加しました。
タッチ操作の強化
ドロップダウンオブジェクトが表示されたとき、タッチキーボードを自動的に非表示にする機能を追加しました。
ドロップダウンカレンダーでは、パンによる月や年のスクロールをサポートします。
パスワードの表示方法を提供
GcTextBoxCell、GcMaskCellで、パスワード入力を行う場合に、一時的に入力内容を確認する機能を追加しました。
文字数のカウントにエンコードを指定
GcTextBoxCell、GcComboBoxCellの最大文字数のカウント方法に、エンコードを指定するプロパティを追加しました。
GcNumberCellの強化
表示書式用のフィールドに、標準の数値書式指定文字列に対応したNumberSystemFormatDisplayFieldオブジェクトを追加しました。これにより、パーセント表示や通貨表示が簡単に設定できます。
また、整数のみ入力が許可されているGcNumberCellで、「123.45」を「12345」か「123」と扱うかを制御するAcceptsDecimalプロパティを追加しました。
サイドボタンオブジェクトから親オブジェクトを取得
サイドボタンを形成する各サイドボタンオブジェクトに、Parentプロパティを追加しました。これにより、ボタンが追加されたセルのオブジェクトを取得することができます。
PlusPakCellに次の機能を追加しました。
バーコード機能の強化
NW-7バーコードでチェックデジットが使用できます。
カラーパレットのパターン追加
ドロップダウンダイアログに色数を絞ったシンプルカラーパレット、Visual Studioのようなカラーパットを表示できます。
カレンダーの操作性向上
組み込みのコンテキスト メニューで「今日へ移動」コマンドが利用できます。また、ヘッダ部の年月をクリックしたときに表示されるポップアップを非表示にできます。
サイドボタンオブジェクトから親オブジェクトを取得
サイドボタンを形成する各サイドボタンオブジェクトに、Parentプロパティを追加しました。これにより、ボタンが追加されたセルのオブジェクトを取得することができます。