PowerTools InputMan for ASP.NET 8.0J > 製品の概要 > 8.0Jでの変更点 |
8.0Jでは、7.0J以前から提供されている機能の改善も行われています。また、クライアント側のリファクタリングや新機能の追加により、描画や動作に関する仕様変更が行われています。 ここでは、7.0J以前のバージョンからの変更点について解説します。 8.0Jで追加された機能の詳細については「8.0Jの新機能」を参照してください。
なお、旧バージョンで変更された内容については、下記を参照してください。
InputManのコントロールは、さまざまなHTMLやCSSにより形成されていますが、クライアント側がリファクタリングされたことにより、コントロールの内部構成も最適化されました。 これにより、以下の箇所の既定のサイズが変更されました。 既定値(空の値)から変更していない場合や、AutoWidth、AutoHeight、AutoSizeプロパティ等により自動サイズ調整を行っている場合は、旧バージョンと比較して1〜3px程の差異があります。
リストコントロール、ドロップダウンリスト | |
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コントロール(オブジェクト)の幅、高さ | Width、Heightプロパティ |
ヘッダの高さ | ListHeaderPane.Heightプロパティ |
ステータスバーの高さ | - |
項目の高さ | ItemHeightプロパティ |
カラムの幅 | ListColumn.Widthプロパティ |
カレンダーコントロール、ドロップダウンカレンダー | |
コントロール(オブジェクト)の幅、高さ | Width、Heightプロパティ |
ヘッダの高さ | HeaderHeightプロパティ |
曜日タイトルの幅 | Height、Width、MonthMarginsプロパティ等で調整 |
日付の幅 | |
週番号領域タイトルの幅 | |
電卓コントロール、ドロップダウン電卓 | |
コントロール(オブジェクト)の幅、高さ | Height、Widthプロパティ |
表示領域の幅 | Marginsプロパティで調整 |
各ボタンの幅、高さ | Height、Width、Marginsプロパティで調整 |
ファンクションキーコントロール | |
コントロールの高さ | Heightプロパティ |
ファンクションキーボタンの幅 | FunctionKeyButton.Widthプロパティ |
ドロップダウンやスピンボタン、検証エラーアイコン、ファンクションキーボタンのデフォルト画像、あるいはカレンダーのナビゲータなど、コントロールの内部で使用されている画像のズーム時の品質を改善しました。 以下は、ブラウザの拡大率200%のときの7.0Jと8.0Jの違いです。
7.0Jと8.0Jの画像品質 |
コントロール上にマウスポインタがあっても、コントロールにフォーカスがないときにマウスホイールを動作しても、スピン機能による値の変更がされないようになりました。
クライアント側機能のリファクタリングに伴い、InputMan for ASP.NETのコントロールは、すべてGCIM名前空間で定義されるようになりました。 これにより、クライアント側でオブジェクトを生成する場合は、GCIM名前空間の宣言が必要となります。
次のサンプルコードは、検証アクションエクステンダに追加するColorNotifyオブジェクト(色によるエラー通知)のインスタンスを生成する例です。
// GCIM名前空間から、ColorNotifyオブジェクトを実装します。 var action = new GCIM.ColorNotify(); action.SetInvalidBackColor("yellow");
ただし、7.0J以前のバージョンでGCIM名前空間なしで実装されていたクライアント側オブジェクトについては、7.0J以前の実装方法のままで動作します。 たとえば、バルーンチップの内容を形成するBalloonTipInfoオブジェクトは、以下2種類(tipInfo1、tipInfo2)の実装がいずれも可能です。
var tipInfo1 = new BalloonTipInfo(); tipInfo1.SetCaption("不正入力"); tipInfo1.SetText("ひらがな以外の入力はできません。"); var tipInfo2 = new GCIM.BalloonTipInfo(); tipInfo2.SetCaption("不正入力"); tipInfo2.SetText("ひらがな以外の入力はできません。");
7.0J以前のバージョンでは、コンボコントロールの項目を取得または設定するにはComboItemオブジェクトを使用していましたが、8.0JではListItemオブジェクトに変更されました。同様にSubItemオブジェクトはListSubItemと変更され、項目の追加方法も変更されています。 ただし、互換性を保つため、いずれの実装方法も正しく動作します。詳細については、以下のページを参照してください。