このトピックでは、ページレポートおよびRDLレポートをXMLデータソースに接続し、データセットを作成する方法を紹介します。また、Listコントロールの使い方についても説明します。
メモ:
- このトピックでは、Factbookデータ(Factbook.xml)を使用しています。使用にはFactbookデータベース(..\ActiveReportsNET14\Samples\Data\Factbook.xml)へのアクセス権限が必要です。
- このトピックではページレポートを使用していますが、RDLレポートを使用した場合も同様の手順で作成することが可能です。
以下の手順を完了すると、次のようなレポートが作成されます。
デザイン時のレイアウト
実行時のレイアウト
Visual StudioプロジェクトにActiveReportsを追加する
- Visual Studioで新規プロジェクトを開きます([ファイル]メニューから[新規作成]、[プロジェクト]を選択)。
- 表示される[新しいプロジェクト]ダイアログで、[ActiveReports 14.0J ページレポート アプリケーション]を選択し、ファイル名を「ExchangeRates」に変更します。
- [OK]ボタンをクリックすると、ActiveReports 14 ページレポートアプリケーションが新規作成されます。デフォルトでページレポートがプロジェクトに追加されています。
レポートレイアウトの追加については、「クイックスタート」を参照してください。
レポートをデータソースに接続する
- [レポートエクスプローラ]で[データソース]ノードを右クリックして、[データソースの追加]オプションを選択するか、[追加](+)ボタンから[データソース]を選択します。
- 表示される[レポートデータソース]ダイアログで[全般]ページを選択し、[名前]フィールドで名前を「Factbook」に変更します。
- [種類]フィールドで「XML Provider」を選択します。
- [接続設定]タブの[XMLデータの形式の選択]フィールドで「外部ファイルまたはURL」を選択します。
- [ファイル/URLの選択または入力]フィールドのドロップダウンから、<ファイルの選択>オプションを選択します。
- 表示される[XMLファイルを開く]ダイアログで「Factbook.xml」を選択します。このファイルは、[User folder]\ActiveReportsNET14\Samples\Dataに配置されています。データソースとの接続の詳細については、「データソースとの接続」を参照してください。
- [接続文字列]タブに、接続文字列xmldoc=[User folder]\ActiveReportsNET14\\Samples\Data\Factbook.xmlが生成されています。[データソースを確認]アイコンをクリックすると、接続文字列を検証することができます。
- [OK]ボタンをクリックして、[レポートデータソース]ダイアログを閉じます。
データセットを追加する
- [レポートエクスプローラ]で、追加したデータソースのノードを右クリックして[データセットの追加]を選択するか、[追加](+)ボタンから[データセット]を選択します。
- 表示される[データセット]ダイアログで[全般]ページを選択し、[名前]フィールドで名前を「ExchangeRates」に変更します。
- [クエリ]ページで[XMLクエリデザイナで編集する]アイコンをクリックして、[XMLデータクエリ]ダイアログを開きます。
- ツリー・ノードから[Country]を選択すると、次のXMLクエリが生成されます。
countries/country
- [データセットを確認する]アイコンをクリックして、クエリを検証します。[フィールド]ページでは、データセットに使用可能なすべてのフィールドが表示されています。
- [OK]ボタンをクリックしてダイアログを閉じます。データセットとクエリで追加したフィールドが、[レポートエクスプローラ]の[データソース]ノードに表示されます。
レポートにコントロールを追加する
- Visual Studioのツールボックスからデザイナ面上にListデータ領域をドラッグし、[プロパティ]ウィンドウでDataSetNameプロパティを「ExchangeRates」、Locationプロパティを「0in, 0in」、Sizeプロパティを「6.5in, 3in」に設定します。
- [レポートエクスプローラ]から[Name]フィールドをListコントロールの中央上方にドラッグし、[プロパティ]ウィンドウでFontSizeプロパティを「14pt」に設定します。
-
[レポートエクスプローラ]から、次のフィールドをList上にドラッグして、以下のようにプロパティを設定します。
フィールド名 |
プロパティ名 |
Currency |
Location:1.125in, 0.5in
Size:2.25in, 0.25in |
2004 |
Location:4.5in, 0.875in
Size:1in, 0.25in |
2003 |
Location:4.5in, 1.25in
Size:1in, 0.25in |
2002 |
Location:4.5in, 1.625in
Size:1in, 0.25in |
2001 |
Location:4.5in, 2in
Size:1in, 0.25in |
2000 |
Location:4.5in, 2.375in
Size:1in, 0.25in |
メモ: このフィールドに対して作成された式は、通常の式とは異なります。Visual Basicの構文の場合、識別子は数字から開始することができないので、数字のフィールド名を文字列として扱う必要があります。
- ツールボックスからTextBoxをList上にドラッグし、[プロパティ]ウィンドウで、静的なテキストとフィールド値の組み合わせを指定するには、次のプロパティを設定します。
プロパティ名 |
プロパティの値 |
Location |
0.145in, 0.875in |
Size |
3in, 0.25in |
Value |
="年別に米ドル対 " & Fields!Currency.Value & " の価値:" |
- ツールボックスからTextBoxコントロールをList上にドラッグし、[プロパティ]ウィンドウから、以下のようにプロパティを設定し、静的なラベルを作成します。
TextBox1
プロパティ名 |
プロパティの値 |
Location |
0.125in, 0.5in |
Size |
0.75in, 0.25in |
FontWeight |
Bold |
Value |
通貨: |
TextBox2
プロパティ名 |
プロパティの値 |
Location |
3.375in, 0.875in |
Size |
1in, 0.25in |
TextAlign |
Right |
Value |
2004年: |
TextBox3
プロパティ名 |
プロパティの値 |
Location |
3.375in, 1.25in |
Size |
1in, 0.25in |
TextAlign |
Right |
Value |
2003年: |
TextBox4
プロパティ名 |
プロパティの値 |
Location |
3.375in, 1.625in |
Size |
1in, 0.25in |
TextAlign |
Right |
Value |
2002年: |
TextBox5
プロパティ名 |
プロパティの値 |
Location |
3.375in, 2in |
Size |
1in, 0.25in |
TextAlign |
Right |
Value |
2001年: |
TextBox6
プロパティ名 |
プロパティの値 |
Location |
3.375in, 2.375in |
Size |
1in, 0.25in |
TextAlign |
Right |
Value |
2000年: |
レポートを表示する
- デザイン時にレポートを表示するには、プレビュータブをクリックします。
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