15.2.4の変更点
バージョン: 15.2.4 (2022/10/26リリース)
ダウンロード:https://download.grapecity.com/products/spread/spreadjs-15.zip
SpreadJS V15J(バージョン15.1.4)からV15J(バージョン15.2.4)の変更点は以下の通りです。
新機能の追加
以下の新機能が追加されました。
- Excelと同様に、指定セルへの移動やカスタム名の登録などができる名前ボックスコンポーネントを追加しました。
- オブジェクトデータを効果的に表示できるデータオブジェクト型セルを追加しました。
- シェイプを基盤とした新しいピクチャシェイプを追加しました。ピクチャシェイプでは以下の設定が可能です。
- 明るさ
- コントラスト
- 図の色
- トリミング
- 透明度
- 指定した図の形の切り取り
- Excel互換関数として以下の関数を追加しました。
既存機能の強化
以下の既存機能が強化されました。
- テーブルスライサーにExcelと同様の複数選択ボタンを追加しました。また、フィルターのクリアボタンもExcelと同じデザインに変更しました。
- 行と列の状態で、連続しない複数の異なる範囲に対して、複数の異なるスタイルを設定できるようになりました。
- クロスワークブック数式を使用している場合に、getExternalReferencesメソッドでクロスワークブック数式の参照先と参照元に関する詳細情報を取得できるようになりました。
-
テーブルシートで、以下の機能強化を行いました。
- ビューの定義で、列のスタイルにformatterを使用した書式機能の強化
- 「@」演算子を使用して、他の列の値を参照して表示する
- リレーションを設定したデータと連結したテーブルシートで、リレーション関係にある関連テーブルのデータを取得して表示する
- getChangesメソッドにより、テーブルシートで変更された内容の詳細情報を取得できるようになりました。
- データソーススキーマでルックアップを設定したセルに、入力エディタとしてコンボボックスや複数列のドロップダウンが自動的に設定されるようになりました。
- fetchメソッドにreloadパラメータを追加し、実行時に動的なデータソースの変更ができるようになりました。
- ロックされたセルに許可されていない操作を行った場合に、InvalidOperationイベントを発生させるようになりました。
- ピボットテーブルにenableDataValueEditingオプションを追加し、ピボットテーブルのセルに直接データを編集できるようになりました。
- 選択したセル範囲のナビゲーションを改善し、Excelと同様にTabキーやEnterキーにより、選択範囲内でセル移動できるようになりました。
仕様変更
- ピクチャシェイプを使用する場合は、シェイププラグイン(gc.spread.sheets.shapes.js)を参照する必要があります。
- シェイププラグインを参照しない状態で、スプレッドシートにピクチャを貼り付けた場合は、フローティングオブジェクトのピクチャが作成されます。
- シェイププラグインを参照しない状態で、ピクチャを含むExcelシートをインポートした場合は、ピクチャは無視されます。
- スライサーの機能拡張に伴い、新たなプラグインの参照追加が必要になります。
-
項目スライサーを使用する場合は、以下のプラグインを参照する必要があります。
- gc.spread.sheets.slicers.js
-
テーブルスライサー、ピボットテーブルのスライサーを使用する場合は、以下のプラグインを参照する必要があります。
- gc.spread.sheets.shapes.js
- gc.spread.sheets.slicers.js
不具合修正
以下の不具合が修正されました。
15.1.4の変更点
バージョン: 15.1.4 (2022/07/27リリース)
ダウンロード:https://download.grapecity.com/patches/js/spreadjs-15.1.4.zip
SpreadJS V15J(バージョン15.0.5)からV15J(バージョン15.1.4)の変更点は以下の通りです。
新機能の追加
以下の新機能が追加されました。
- 強力な集計機能とグリッドライクな機能を提供するテーブルシートを追加しました。
- ピボットテーブルに以下の機能を追加しました。
- 異なるワークブック上のデータを参照して計算する「クロスワークブック数式」が利用可能になりました。
- WorksheetクラスにgetUsedRangeメソッドが追加され、データや数式、スタイルなど、さまざまな条件で使用中のセル範囲の取得が可能になりました。詳しくは「セル範囲」の「データのタイプによるセル範囲の取得」をご参照ください。
- 非表示に設定したシートをユーザー操作で表示できない「再表示不可モード」が追加されました。詳しくは「ワークシートの操作」の「シートの非表示または再表示」をご参照ください。
- 印刷範囲を管理する、組み込みの「Print_Area」カスタム名が追加されました。詳しくは「印刷範囲」をご参照ください。
- SpreadJS独自関数として「DATEPART」関数を追加しました。
- Angular 14に対応しました。
- React 18に対応しました。
- リボンコンテナがVue.js3に対応しました。
既存機能の強化
以下の既存機能が強化されました。
不具合修正
以下の不具合が修正されました。
- [4603078729487] Excelファイルをインポートするとブラウザでメモリ不足エラーが発生する場合がある
- [4669297174543] セルの前景色(foreColor)を null に設定して、ウォーターマークを設定するとスプレッドシートの表示が崩れる
- [4684657742351] COUNTIFでブランク、0、1を検索条件とした場合の計算結果がExcelと異なる
- [4806908844815] 第2軸に表示するチャートをExcelからインポートすると、チャートの表示結果がExcelと異なる
- [4912198288911] データ接続してExcelにエクスポートすると、データが正しく出力されない
- [4964229605391] スプレッドシートの先頭または最後のセルにコンボボックス型セルが設定されている場合、ショートカットキーで他のコントロールにフォーカス移動できない
- [4977964712079] suspendPaintで描画を停止中にフローティングオブジェクトを削除して同名のオブジェクトを新しく作成しても、正しく作成されない
- [5031931169039] 表示倍率が100%以外の場合に行列の変更(追加・削除・リサイズ)を行うと、シェイプやコメントなどのリサイズ処理が不正になる
- [5130093745167] クリップボードにコピーしたデータをセル範囲にペーストし、アンドゥ後に再度ペーストすると、セル範囲に正しくペーストされない
- [5217094062351] Chrome/Edgeでiframeを利用している場合、Spreadのセルを選択するとページが不正にスクロールする
その他
次の環境はMicrosoft社のサポート終了とあわせて、サポート対象外となりました。
- Internet Explorer 11
- Microsoft EdgeのIEモード
15.0.5の変更点
バージョン: 15.0.5 (2022/03/24リリース)
ダウンロード:https://download.grapecity.com/patches/js/spreadjs-15.0.5.zip
SpreadJS V14J(バージョン14.2.6)からV15J(バージョン15.0.5)の変更点は以下の通りです。
新機能の追加
以下の新機能が追加されました。
- 「リボンコンテナ」と「SpreadJSデザイナ」に以下のExcel互換機能を追加しました。
- 印刷機能を追加しました。
- リボンメニューに「ページレイアウト」タブを追加し、各種のページ設定や印刷設定が可能になりました。
- 「区切り位置」メニューを追加し、カンマやタブ文字で区切られたテキストを複数のセルに自動的に分割することが可能になりました。
- 「重複の削除」メニューを追加し、選択範囲内で重複するデータを自動的に削除することが可能になりました。
- ピボットテーブルに以下の機能を追加しました。
- コンテキストメニューの項目数が多くて画面に表示しきれない場合に、コンテキストメニューをスクロールして表示できるようになりました。
- Excel互換関数として以下の関数を追加しました。
- セルの書式で、カラーインデックス[Color ##]を使用して色の指定ができるようになりました。
- 行単位、列単位で状態に応じたスタイルを設定できるようになりました。
- SpreadJSデザイナの動作環境として、Windows 11とWindows Server 2022に対応しました。
既存機能の強化
以下の既存機能が強化されました。
- チャートに関連して以下の機能を追加および強化しました。
- データポイント毎にスタイルをカスタマイズ可能になりました。
- チャート上でのデータ選択操作を改善し、各データポイントを個別に選択可能になりました。
- 「+」や「-」記号で数式入力を開始することが可能になりました。
- 無効なドラッグフィル操作を、InvalidOperationイベントで検知可能になりました。
-
ClipboardPasted/ClipboardPastingイベントの引数に以下の3つが追加されました。
- fromSheet
- fromRange
- isCutting
- 印刷時に、通常のページ、最初のページ、奇数ページと偶数ページなど、ページごとに異なるヘッダーとフッターを設定できるようになりました。
- セルの書式設定で、テキストの横位置の設定に「選択範囲内で中央」を設定可能になりました。セルを結合することなく、指定したセル範囲の中央にテキストを揃えて表示することができます。
- フィルタダイアログでの日付の表示ルールを変更し、Excelと同様にデータに応じて年、月のノードを閉じた状態で表示するようになりました。
- ピボットテーブルで以下の機能を強化しました。
- 名前付きスタイルで、異なるスタイルの効果を処理するためにExcelと同様の以下の6種類の適用フラグを追加しました。
- applyFill
- applyBorder
- applyAlignment
- applyFont
- applyNumberFormat
- applyProtection
- 「リボンコンテナ」と「SpreadJSデザイナ」で、以下の機能を強化しました。
- ショートカットキーの[Ctrl] + [f] で「検索と置換」ダイアログを表示できるようになりました。
- 「名前の管理」ダイアログのフィルタ機能で、「定義済みの名前」と「テーブル名」による検索が可能になりました。
- シートタブの表示位置をシートの上下左右に設定可能になりました。
不具合修正
以下の不具合が修正されました。
その他
次の環境はフレームワークのサポート終了とあわせて、サポート対象外となりました。