5.0Jで追加された機能

ここではバージョン 5.0Jで追加された機能を記載します。

バージョン 5.0J で追加された機能

【全般】

Visual Studio 2010に対応しました。
AllowVirtualScrollPaging プロパティにより、垂直スクロールバーの移動によるページ移動が可能な仮想ページングが可能になりました。
シート下部の非スクロール領域に合計値などを表示する列フッタ機能が追加されました。
セル（行、列）単位でのフォーカス受け取り可否を設定できるCanFocus プロパティが追加されました。
指定のテンプレートを使用して、行全体の内容の編集が可能になりました。「行編集テンプレートの設定」をご覧ください。
1レコードを自動的に複数行に折り返して表示することが可能になりました。「1レコード複数行表示」をご覧ください。
レコードの詳細情報を示す、プレビュー行を表示できます。「プレビュー行」をご覧ください。
選択色のカスタマイズが可能になりました。SelectionBackColorStyle プロパティにて、選択色と背景色の合成や選択色を表示しないことが可能になりました。
ClientAutoSize プロパティにて、ページ内の全てのセルが表示されるようにSPREADコントロールのサイズが自動的に調整されます。
SortColumnCommand イベントの引数SortFrozenRows プロパティにて、自動ソート時に固定行をソートするかどうかを設定することができます。
SelectionBlockOptions プロパティにより、ユーザーに許可する選択内容（セル範囲、列、行、またはシート全体）を指定することが可能になりました。
シートをリセットするReset メソッドが追加されました。
セルや行、列に設定したセル型や背景色などを個別にリセットするメソッドが追加されました。「スタイルのリセット」をご覧ください。
シートコーナーの分割表示が可能になりました。「シートコーナー」をご覧ください。
シートの上部にタイトルおよびサブタイトルを表示することができます。「タイトルとサブタイトル」をご覧ください。
グループフッタの表示が可能になりました。「グループフッタ」をご覧ください。
スクロール時のチップ表示を行うことが可能になりました。「スクロールバー」をご覧ください。
指定した行が表示されるページインデックスを取得するGetPageIndex メソッドが追加されました。
指定した行がクライアント側に表示されたページの何行目に表示されるかを取得するGetRowIndex メソッドが追加されました。
指定した列がクライアント側に表示されたページの何列目に表示されるかを取得するGetColumnIndex メソッドが追加されました。
ロードオンデマンドの待機メッセージを設定するWaitMessage プロパティが追加されました。
シートの順番を入れ替えるMove メソッドが追加されました。

【SPREADデザイナ】

SPREADデザイナのユーザーインタフェースがリボンになりました。Excelライクな操作性でセルの書式設定、罫線や背景色、フォントなど各種の外観スタイルを直観的にデザインできます。
連結フィールドの指定などデータ連結の設計を支援するウィザードが追加されました。
デザイナでシートをコピーすることが可能になりました。
デザイナの設定をリセットすることが可能になりました。
デザイナでフィルタリングの設定が可能になりました。

【セル型】

マルチカラムコンボボックス型セルが追加されました。「マルチカラムコンボボックス型セル」をご覧ください。
タグクラウド型セルが追加されました。「タグクラウド型セル」をご覧ください。
ASP.NET AJAX Control Toolkitを使用した11種類のセル型が追加されました。「AJAX Control Toolkitを使用したセル型」をご覧ください。
コマンドボタン型セルに、ボタンがクリックされたときに実行されるクライアント側スクリプトを設定するOnClientClick プロパティが追加されました。
チェックボックス型セルに、チェックボックスがクリックされたときに実行されるクライアント側スクリプトを設定するOnClientClick プロパティが追加されました。
コンボボックス型セルに、ドロップダウンの項目が変更されたときに実行されるクライアント側スクリプトを設定するOnClientChanged プロパティが追加されました。
ラジオボタンリスト型セルに、ラジオボタンがクリックされたときに実行されるクライアント側スクリプトを設定するOnClientClick プロパティが追加されました。
セル内でテキストを複数行に折り返すかを設定するAllowWrap プロパティがコンボボックス型セル、ハイパーリンク型セル、コマンドボタン型セル（リンクボタン）に追加されました。
セル内にテキストが表示しきれないときに省略記号（...）を表示するかを設定するShowEllipsis プロパティがコンボボックス型セル、ハイパーリンク型セル、コマンドボタン型セル（リンクボタン）に追加されました。
負の値を赤色の文字で表示するNegativeRed プロパティが通貨型セル、倍精度型セル、標準型セル、整数型セル、パーセント型セルに追加されました。
コンボボックス型セルに、背景色を設定するBackColor プロパティが追加されました。
ハイパーリンク型セルに、ツールチップを設定するToolTip プロパティが追加されました。
コマンドボタン型セルに、背景色を設定するBackColor プロパティ、文字色を設定するForeColor プロパティが追加されました。
テキスト型セルに、セルのTD要素に対するCSSクラス名を設定するCellCssClass プロパティが追加されました。

【コマンドバー】

コマンドバーにPDF印刷ボタンを表示するShowPDFButton プロパティが追加されました。
組み込みのコマンドバーの画像が追加されました。「コマンドボタンのカスタマイズ」をご覧ください。

【チャート】

12分類の基本チャート（縦棒、折れ線、円、横棒、面、散布図、バブル、株価、XYZ散布図、ドーナツ、レーダー、ポーラ）をベースに計85種類ものチャートを提供します。「チャート」をご覧ください。

【インポート／エクスポート】

PDFファイルへの保存が可能になりました。
Excelのページ設定のインポート、エクスポートが可能になりました。
パスワード付きのExcelファイルのバージョン 7.0Jで追加された機能、エクスポートが可能になりました。
ExcelSaveFlags 列挙体のSaveAsViewedにより、ソートされた状態でのExcelファイルへの保存が可能になりました。
ExcelSaveFlags 列挙体のAutoRowHeightにより、Excelファイルに保存する際、SPREADの行の高さを設定せず自動的に調整することが可能になりました。
ExcelSaveFlags 列挙体のSaveAlternatingRowStylesにより、交互行の外観設定をExcelファイルに保存することが可能になりました。

【クライアント側スクリプト】

SPREADが提供するメソッドに関して、JavaScriptのコーディング時のインテリセンスをサポートします。「JavaScriptインテリセンス」をご覧ください。
コールバックなしで、セルの背景色やフォントを設定できるCells メソッドが追加されました。
現在のページのインデックスを取得するGetCurrentPageIndex メソッドが追加されました。
シート一番上に表示されている行のインデックスを取得するGetTopRowIndex メソッドが追加されました。
シート一番左に表示されている列のインデックスを取得するGetLeftColIndex メソッドが追加されました。
入力検証エラーが表示されているかを判定するIsValid メソッドが追加されました。
ロードオンデマンド機能を有効にしたとき、データをバックグラウンドでロードするGetCurrentPageIndex メソッドが追加されました。
エラーメッセージを表示するShowMessage メソッドが追加されました。
MoveToNextRow メソッドで最終行に到達したときに最初の行に折り返すことが可能になりました。
MoveToPrevRow メソッドで最初の行に到達したときに最終行に折り返すことが可能になりました。
Visual Studioのプロパティグリッドから、SPREADが提供するクライアント側スクリプトイベントの関連付けが可能になりました。
フィルタリングの前後に発生するAutoFilteringColumn イベント、AutoFilteredColumn イベントが追加されました。

【数式】

AVERAGEIF、AVERAGEIFS、COUNTIFS、IFERROR、MATCH、SEARCH、SUMIFS、TEXTの8種類の関数が追加されました。追加された関数はこちらをご覧ください。