SpreadJS V12Jからの変更点

13.2.3の変更点

SpreadJS V13J（バージョン13.1.1）からV13J（バージョン13.2.3）の変更点は以下の通りです。

新機能の追加

以下の新機能が追加されました。

ViewZooming と ViewZoomed イベントを追加し、ワークシートごとに表示倍率の最大値と最小値の制御やズーム処理をキャンセルできるようになりました。詳細は「拡大/縮小表示」をご参照ください。
スクロールバーの外観や動作をカスタマイズし、アプリケーションの外観に適したスクロールバーを設定できるようになりました。詳細は「スクロールバーのカスタマイズ」をご参照ください。
ChartコレクションにpreserveUnsupportedChartメソッドを追加し、SpreadJSで対応していない種類のチャートをExcelファイルからインポートした場合の表示方法を設定できるようになりました。詳細は「サポートされていないチャートの保持」をご参照ください。
InputManJSセルにGcComboBox型セルを追加しました。詳細は「InputManJSセル」をご参照ください。
オンラインデモの「使用例」と「機能紹介」のサンプルに、各JS Framework（Angular、React、Vue.js）用のサンプルを追加しました。

既存機能の強化

以下の既存機能が強化されました。

ソート処理のオプション機能としてgroupSortオプションを追加し、グループ化されたデータのソート方法を指定できるようになりました。詳細は「グループ化されたデータの並べ替え」をご参照ください。
ソート処理のオプション機能としてignoreHiddenオプションを追加し、非表示のデータを並べ替えるかどうかを指定できるようになりました。詳細は「データの並べ替え」をご参照ください。
Shapeオブジェクトに allowRotate メソッドを追加し、Shapeオブジェクトの回転を許可するかどうかを設定できるようになりました。詳細は「シェイプ」をご参照ください。
Shapeオブジェクトに showHandle メソッドを追加し、Shapeオブジェクトのサイズ変更、回転、変形を行うハンドルを表示するかどうかを設定できるようになりました。詳細は「シェイプ」をご参照ください。
チャートのデータラベルの各設定をデータシリーズごとに設定できるようになりました。詳細は「データラベル」をご参照ください。
RangeChanged イベントの引数にisUndoプロパティを追加しました。
連続していないセル範囲を選択してコピーしようとした場合に、InvalidOperation イベントが発生し、サポートされていない操作に対して警告を表示できるようになりました。
コンテキストメニューのコピー操作で、コピー元のセルの値を変更した場合は、コンテキストメニューからの貼り付け時に何も貼り付けられないように動作を改善しました。
clearPendingChanges メソッドに引数を追加し、任意のセル範囲のダーティ状態をクリアできるようになりました。

不具合修正

以下の不具合が修正されました。

[85124] コピーしたShapeオブジェクトがssjsonファイルから正しく復元されない
[85540] テキストを縦書きスタイルにしても( )カッコなどが縦書きにならない
[85669] コピーまたは切り取った列をフィルタリングが設定された列に挿入するとフィルタリング範囲が不正になる
[85791] 入力中にマウス操作でアクティブセルを移動すると、入力した値がほかのセルに表示される
[85855] Excelファイルをインポートすると、SpreadJS上でテキストボックスのテキストが左右反転して表示される
[85856] InputManJSセルで全角文字の最初のキー入力が正しく処理されない
[85857] インポートしたExcelファイルを再度エクスポートした場合に、エクスポートしたExcel上でテキストボックスのサイズが不正になる
[85891] ディスプレイの表示スケールを150%に設定すると、SpreadJSデザイナのヘッダエディタが画面から見切れる
[85903] Shapeオブジェクトのテキストの水平位置の「左揃え」の設定がJSONに保存されない
[85904] Shapeオブジェクトのテキストにフォント名に空白があるフォントを使用した場合、エクスポート時に不正なExcelファイルが作成される。
[85959] グループ化したコネクタシェイプを移動またはJSONから読み込むとコネクタシェイプが消える
[85947] Shapeオブジェクトを接続するコネクタの向きがExcelと異なる
[85964] 多数の条件付き書式を設定した場合、チェックボックス型セルのレスポンスが遅延する
[85965] 日付データをフィルターする際に、フィルターリストの年月日のツリーに「年」と「日」が表示されない
[85966] ドキュメント内のセルへのリンクを含むExcelファイルをインポートした場合、SpreadJSではリンクが無効になる場合がある。
[85967] 初期処理でシェイプを生成する際、複数のシートを生成し、1シート目を削除するとシェイプが表示されない
[85969] POWER(0, -1)の計算結果がエラーを返さない
[85970] 値が設定されていない空のセルを数式の引数で参照すると、"#VALUE!"エラーとなる
[85972] 複数行のリッチテキストをExcelファイルからインポートした場合、セル編集を終了すると、リッチテキストが維持されない
[85985] Excelからコピーしたセルの罫線がExcelよりも太く設定される

13.1.1の変更点

SpreadJS V13J（バージョン13.0.4）からV13J（バージョン13.1.1）の変更点は以下の通りです。

新機能の追加

以下の新機能が追加されました。

セルに表示する文字列がセル幅よりも長い場合に、文字列を省略して表示できるようになりました。詳細は「省略記号とツールチップ」をご参照ください。
セルの値の表示書式をテンプレートや数式を組み合わせて設定できるようになりました。詳細は「書式文字列」をご参照ください。
日付書式に[$-ja-JP-x-gannen]を指定した場合に、和暦の1年目を「元年」と表示できるようになりました。詳細は「年号の書式設定」をご参照ください。
ShapeオブジェクトにsetFormula／getFormulaメソッドを追加し、組み込みシェイプまたはカスタムシェイプの各プロパティを数式を使用して設定できるようになりました。詳細は「数式によるシェイプ」をご参照ください。
カスタムソート機能を追加し、独自のロジックでデータの並び替えができるようになりました。詳細は「カスタムの並べ替え操作」をご参照ください。
スプレッドシートにshowFormulasオプションを追加し、セルに設定された数式を表示できるようになりました。詳細は「セル内の数式の表示」をご参照ください。
スプレッドシートにsetHyperlinkメソッドを追加しました。Excelと同様にURL、メールアドレス、シート上の任意のセルへのリンクを設定できるようになりました。詳細は「ハイパーリンク」をご参照ください。

既存機能の強化

以下の既存機能が強化されました。

チャートに関連して以下の機能を追加および強化しました。
- #N/A 値のデータの表示方法を選択できるようになりました。詳細は「チャートで#NA 値のセルの表示」をご参照ください。
- X軸で年月日の単位での日付軸の表示に対応しました。詳細は「チャート要素－軸」をご参照ください。
- 折れ線グラフの線種を実線以外に破線や点線などの線種も設定できるようになりました。詳細は「チャート要素－系列」をご参照ください。
- 非表示の行や列のデータをチャートに表示するかどうかを指定できるようになりました。詳細は「チャートでの非表示の行と列の操作」をご参照ください。
テーブルに関連して以下の機能を追加および強化しました。
- テーブルの下側または右側のセルを編集した場合や行を挿入した場合にテーブル範囲を自動的に拡張するかどうかを設定できるようになりました。詳細は「テーブルの自動拡張」をご参照ください。
スパークラインに関して以下の機能追加および強化しました。
- ブレットスパークラインで計測バー、目標線、最大値までの領域、良好領域、不十分領域、予測線の色、またセル内のバーの表示サイズを設定可能になりました。詳細は「ブレットスパークライン」をご参照ください。
- パレートスパークラインで目標線、ラベルの色、またセル内のバーの表示サイズを設定可能になりました。詳細は「パレートスパークライン」をご参照ください。
- 水平バースパークラインで軸を表示するかどうか、またセル内のバーの表示サイズを設定可能になりました。詳細は「水平バースパークライン」をご参照ください。
- 垂直バースパークラインで軸を表示するかどうか、またセル内のバーの表示サイズを設定可能になりました。詳細は「垂直バースパークライン」をご参照ください。
セルボタンと組み合わせて使用するドロップダウンリストで複数のアイテムを選択できるようになりました。詳細は「ドロップダウンオブジェクト」をご参照ください。
ユーザーの操作によりシートの追加／削除／表示／非表示を行った場合に、SheetChanging／SheetChangedイベントを発生するようになりました。詳細は「シート変更時のイベントの使用」をご参照ください。
RangeChangedイベントに tableNames 引数を追加しました。これにより、テーブルの削除／ドラッグドロップ／貼り付けを行った場合に、更新されたテーブル名をイベントの引数から取得できるようになりました。詳細は「セル範囲変更時のイベントの使用」をご参照ください。
スプレッドシートをコードからもピクセル単位でスクロールできるようになりました。詳細は「ピクセル単位によるスクロール」をご参照ください。
複数のシートを選択できるようになりました。複数のシートの非表示や削除を行うことができます。詳細は「複数のワークシートの選択」をご参照ください。
コピーまたは切り取ったセルを任意のセル位置に挿入できるようになりました。既存のセルのデータを上書きせずに挿入することができます。詳細は「コピーまたは切り取ったセルの挿入」をご参照ください。
セルの書式設定でパーセント書式を設定できるようになりました。詳細は「パーセント書式」をご参照ください。
SpreadデザイナでオートSUMで数式を設定する際に、数式で参照するセル範囲を自動的に判別して設定されるようになりました。詳細は「オート SUM関数」をご参照ください。
Excelファイルのインポート／エクスポート時に、Excelファイルの詳細なプロパティ設定を保持するようになりました。
PDFファイルをモノクロで出力できるようになりました。詳細は「PDFへのカスタムエクスポート」をご参照ください。
セルの状態で、値が変更されたセルのスタイルを設定できるようになりました。詳細は「セルの状態」をご参照ください。
「現在の選択をフィルターに追加する」オプションを追加し、フィルタダイアログで検索した結果を現在のフィルタ結果に追加して表示できるようになりました。

不具合修正

以下の不具合が修正されました。

[84916] TypeScript使用時にシートタブのフォントを指定するとビルドエラーになる
[84923] 固定化した範囲に非表示行を含むデータをインポートした場合、非表示行が表示される。
[84931] InputManJSセルで最初のキー入力が正しく処理されない
[84972] 数式を入力中に計算対象のセルをカーソルキーで選択できない
[84985] フィルタダイアログにsortByValueまたはsortByColorだけを表示すると、動作が不正になる
[85123] 削除したShapeオブジェクトをUndo操作で正しく復元できない
[85125] Shapeオブジェクトの削除操作を高速に行うと削除できないShapeオブジェクトが残る
[85486] サイズ変更し回転したShapeオブジェクトをssjsonファイルから正しく復元できない
[85487] サイズ変更し回転したShapeをコピーペーストすると正しくコピーできない
[85488] 画像の枠線の太さを０(ゼロ)または線種を'none'もしくは'hidden'に設定しても、エクスポートしたExcelでは画像の枠線が設定される
[85502] Workbookのインスタンスの生成と破棄でメモリリークが発生する
[85504] サイズの大きなExcelファイルをパスワードを付けてエクスポートできない
[85528] Angularにてマウスホイールでスクロールできない
[85529] Angularにてダブルクリックしてもセルの編集が開始されない
[85530] 固定列の列幅を広げると、隣の列の検証エラーの強調表示が固定列の上に残る
[85541] 縦書きスタイル、折り返し、中央揃えに設定すると、テキストが正しく表示されない

13.0.4の変更点

SpreadJS V12J（バージョン12.1.0）からV13J（バージョン13.0.4）の変更点は以下の通りです

新機能の追加

以下の新機能が追加されました。

「テンプレート型セル」を追加しました。別のシートに定義したセルレイアウトをテンプレートとして、一つのセルに複数の値を表示できます。詳細は「テンプレート型セルの設定」をご参照ください。
項目選択型のセル型として「チェックボックスリスト型セル」、「ラジオボタンリスト型セル」、「ボタンリスト型セル」を追加しました。詳細は各セル型のページをご参照ください。
セルの左右または両方に表示できる「セルボタン」を追加しました。詳細は「セルボタン」をご参照ください。
セルボタンと関連付けて使用する「ドロップダウンオブジェクト」を追加しました。詳細は「ドロップダウンオブジェクト」をご参照ください。
以下のセルの状態ごとに個別のスタイルを設定可能になりました。詳細は「セルの状態」をご参照ください。
- ホバー中、検証無効、読み取り専用、アクティブ、選択中、編集中
値が同じで隣接するセルを自動的にマージできるようになりました。詳細は「セルの自動マージ」をご参照ください。
セルに表示するテキストの角度を設定できるようになりました。詳しくは「セル内のテキストの回転」をご参照ください。
複数の結果を返す動的配列数式に対応した以下の6種の関数を追加しました。詳細は「動的配列数式」をご参照ください。
- FILTER、RANDARRAY、SEQUENCE、SORT、SORTBY、UNIQUE
非表示行やエラー値の処理などをオプションで指定し、さまざまな集計方法を提供する「AGGREGATE」関数を追加しました。詳細は「関数リファレンス」をご参照ください。
シート上にある数式の依存関係を取得可能になりました。詳細はAPIリファレンスの「getDependents メソッド」をご参照ください。
「分割サイズ機能」によりスプレッドシートの高さや幅を変更せずに、シート内の行列のサイズを変更可能になりました。詳細は「列と行の分割サイズ」をご参照ください。
スターサイズ(「3*」のようなアスタリスク付きの数値）で列幅を指定できるようになりました。詳細は「動的な列サイズ」をご参照ください。
新しいデモとして「オンラインデザイナ」を追加しました。

既存機能の強化

以下の既存機能が強化されました。

チャートに関連して以下の機能を追加および強化しました。
- マーカーの形状やサイズの変更が可能になりました。
- 凡例の右上表示やフォント変更が可能になりました。
- ホバー中のアニメーションやスタイルを追加可能になりました。
- 近似曲線とエラーバーの表示が可能になりました。
- 対数軸をサポートしました。チャート軸のスケールに対数を設定できます。
- チャート軸における目盛り間隔をカスタマイズ可能になりました。
- マイナスの値を赤字で表示可能になりました。
- チャートエリアの外枠線をカスタマイズ可能になりました。
テーブルに関連して以下の機能を追加および強化しました。
- ユーザーのインタラクティブな操作やデータのコピー・ペーストにより、テーブル領域を自動拡張できるようになりました。
- スクロール時に、シートのヘッダにテーブルのヘッダを固定表示できるようになりました。
- コンテキストメニューからテーブルの行・列の追加または削除が可能になりました。
- マウスクリックにより、テーブル全体、テーブル行、テーブル列を選択可能になりました。
- テーブルのフッターとして集計行を表示可能になりました。
- テーブルバインド時の列定義で、書式、セル型、値、変換関数を設定可能になりました。
- テーブル行の追加または削除を行う「insertRows」「deleteRows」メソッドを追加しました。
- テーブル列の追加または削除を行う「insertColumns」「deleteColumns」メソッドを追加しました。
- 変更された行情報を取得する「getDirtyRows」メソッドを追加しました。
- 行・列の挿入や削除、テーブルのリサイズ、選択変更などの場合に発生するイベントを追加しました。
Excel入出力時にシートのスクロール位置を保持できるようになりました。
Excel 2016 ブラックスタイルスキンを追加しました。
スプレッドシートをピクセル単位でスクロール可能になりました。

不具合修正

以下の不具合が修正されました。

［84176］ Vue CLIで作成したアプリでSpread.Sheetsを表示できない
［84331］ Excel出力時にGeneralFormatterで指定した書式が適用されない
［84549］エクスポート後に条件付き書式が正常に表示されない
［84558］チャートの軸ラベルの文字色に透明度を指定しても反映されない
［84563］チャートを含んだシートをエクスポート後に再度インポートすると系列の文字色が変更できなくなる
［84580］ FireFoxでExcelエクスポートするとzip形式でダウンロードされる
［84644］株価チャートで補助目盛線が表示できない
［84653］インポート後に条件付き書式の優先順位がnullになる
［84655］ PDF出力すると基本シェイプの枠線が全て消える
［84684］フォーマット文字列の文字色をカラー名で指定すると、フィルタの形式が日付型になる
［84689］デザイナでヘッダエディタが開けない場合がある
［84734］ changeFormulaReferenceを使った数式参照形式の変更が正しく動作しない
［84744］シートの倍率を変更するとシェイプの位置がずれる
［84745］改行を含むセルで編集中に[Ctrl]+[Z]を押下するとエラーが発生する
［84746］画像を配置したSpreadをJSONに出力して読み込むと、画像のサイズが正しく復元されない
［84752］アウトライン列を2列目以降に設定しても、1列目のセルがアウトラインのインジケーターとして動作してしまう
［84753］ディスプレイのスケーリング(dpi値)を変更すると、スクロール時に描画が乱れる場合がある
［84754］ recalcAll(true)を実行すると、TRANSPOSE関数の参照範囲が不正に変更される
［84755］フィルタダイアログをクリックすると、Spreadシート上でクリックイベントが発生する場合がある
［84756］シェイプにテキスト設定するとページの高さが変わる
［84763］ Excel2013とExcel2016のテーマを適用すると、useTouchLayoutを設定してもレイアウトが変更されない
［84859］積み上げ面グラフの系列の順番がExcelと異なる